景色とドラマ

最近 景色とドラマ という二つの言葉がよく頭に浮かぶ。


先日ヴッパタール舞踊団の「私と踊って」を観てからは特にそれが強い。

というのも、
景色の中にドラマがあり、さらにそのドラマの中の景色をダンスにしたような作品だと思ったからだ。
(但しこの作品は30年も前に創られたものらしい)


学生の頃、「すべてのドラマが終わったあとに生まれる劇表現を創りたい」と、
一緒に作品創りをしていた男子が言っていたのを思い出す。

もう一人同じグループにいた別の男子は、「絵画のように、観る側が勝手に色々なことを想像するような作品を創りたい」と言っていた。



人間のドラマを見せることは無くならないと思うけど、
ドラマなんてつぶしてしまう表現は必要だと思う。

普通に生活していたって、ドラマだらけで、
そんな日常のドラマを吹き飛ばしてしまうぐらいの場所まで連れて行ってくれるのが
舞台だと思う。


めちゃくちゃな景色は、日常でも見れる。
でも、日常では広すぎてなんとなく流せてしまう景色を、
「作品」という区切った世界では 人に痛烈に見せる事ができる。


そのために芸術はあるのだとしたら。



さて、

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